ハワイで根暗活動

根暗だってハワイにいていい

警官のユニフォームがピッチピチすぎるやろ

 

どう考えてもこちらの警官たちのユニフォームがピチピチすぎると思うんです。

 

これでもかというばかりに鍛え上げられたもはや腕なのかヒマラヤ山脈なのかはたまたディズニーシーのターキーレッグなのか、もうそこだけ切り取ったらなにかわからないソレをユニフォームの袖にねじ込んでいるんですよ。

 

毎朝ねじ込むのに20分くらい絶対かかってるでしょ?

 

 

 

 

小学生のとき、某水族館のイベントでイルカと泳げる機会があったんです。

 

小学生中〜高学年の約10名程が集まり、イルカの知識やイルカとの正しい接し方、泳ぎ方を習った後にイルカとご対面するわけなんですが、まずそれ以前にウェットスーツを着なくちゃならなくて。

 

水深がイルカ対応でめちゃんこ深いのでウェットスーツ必須なのですがその10名の中でも私、秀でて身長が高かったんですよね。

 

周りが担当のお姉さんに軽々ウェットスーツのサイズを選んでもらうなか私は悩み抜かれた末のL。

まあいいよ、そんなもんだと思っていたよ。別にいいよ。

 

この時、始めて着るウェットスーツだったんですが、まぁ入らないこと。

 

エッ、こんなに入らないことある?これゴム的な素材やんな?伸びひんの?伸びひんな?

 

関東出身なのに謎の関西弁的なものが内側から込み上げてきましたね。

 

 

 

周りの子たちも苦戦しながらもどうにか着れているなか、まだ片足しか入ってない私とLサイズのウェットスーツ。

 

止まらない汗。

 

そしてその止まらない汗がさらにウェットスーツの滑りを悪くするまさにこの世はデフレスパイラル。

 

ざわつく担当のお姉さんお兄さん。

 

するとお姉さんがおもむろにビニール袋を片手に「これを使って!」と駆け寄ってきた。

 

これを手につけて滑り良くして腕を通そうって作戦か!!

 

 

一瞬見えた希望の光。

周りの子供達の唾を飲み込む音が聞こえるぜ…

 

 

 

通んねえよ

 

そんなんで指先だけすべりよくしたってビニール袋でカバーしきれてないその他の部分はどうしろっつーんだよそんなスーパーのビニール袋ごときで

 

 

と思いきや次はお兄さんがホースを持って待っている

 

「水を体とウェットスーツの間に流すからその間に通すんだ!!」

 

 

新たな作戦現る。周りもそろそろ飽きてきている。あの身長でけえ女の子、いつまでウェットスーツ着れないん?

 

 

最後の望みをかけて踏ん張りつつ通す腕。

 

もう汗なのか涙なのか恥じらいなのか焦りなのかもわからない。この時点でほぼイルカのことなんてどうでもよくなっていた。イルカなんて別に外から見てれば充分やん。泳ぐ必要ある?こんな公開処刑みたいなこと乗り越えてまで泳ぐ価値ある?お年頃の私が20代の若いお兄さんに水流されながら顔真っ赤にして踏ん張る価値とイルカと泳ぐ価値。イルカってそんなにすげえの?

 

 

もうこんなやつ置いてとりあえずイルカんとこ寄越してくれやという子供達の視線と担当のお姉さんお兄さんの焦りを感じつつどうにか体をねじ込む私。

 

 

体感としては一時間くらい苦戦した末にどうにかねじ込むことに成功した私なのですが。

 

 

まあそんなことを警官の彼らを見ていると思い出したりするんですよね。