ハワイコンプレックス
「へえ〜!どこ留学してるの?」
「…アメリカです。」
「アメリカのどこ?」
「…ハワイです。(睨みを効かせながら)」
この会話が最強に苦手なんですよね。
「ハワイ」と答えた途端半笑いになり「へえ〜結構遊んでるんでしょ〜?」などと言われた折にはもう私が前世で何をしたっていうの?虐殺でもしましたか?と思いますね。
まず先にその「遊んでるか否か」について。
その「遊ぶ」が何を意味しているのかは私にはわかりかねますがおそらく「チャラチャラ勉強もせずにサーフィン行ったりアサイーボウル食ったり金髪ボーイと飲んでお持ち帰りされたり学校行かずビーチでのんびりしたりしてんだろ?」の略語ですよねきっと。
だとしたなら私は「毎日部屋にこもって無謀に設定された締切日に間に合わせるためパソコンに向かい朝メシはそば、昼はラテ、夜はプロテインパウダーで済ませ休日はコーヒー片手にカフェに6時間篭る」の生活をしています。
全く遊ばない訳ではありません。
もちろん友達とでかけてちょっと良いレストランでディナーしたり、ショッピングしたりだってします。
でも間違いなくみなさんの考える「ハワイアンライフ」ではないです。
というか日本人の考えるハワイアンライフって、いうたらお金のあるモデルが広々した白を基調としたお家で優しい旦那とのびのび子育て★
みたいなことでしょ?
アホか。
ハワイにも一般市民の生活があるのです。
クラスメートとの間に面倒なことだって起きるし、ああ銀行行かなきゃ、支払いも、えっトイレとシャワーが使えなくなった?、隣の人が夜中にファッキュー叫んでる、荷物が届かない、課題終わらない、課題終わらない、課題終わらない、夜中に酔ってエモな友達から電話がかかってくる、課題が終わらない、寝かせて、課題が終わらない、洗濯しなきゃ、なんで乾燥機に青いペンぶちこまれてるの?、インターンってどこで見つければいいのかわからない、夜中に酔ってエモな友達からでry
「でも海を見ると、いつでも全てを受け入れてくれる感じがして、心が安らぐんですよね😌」
アホか
海見て心安らぐストレスならきっとセサミストリート見ても心安らげるレベルのストレスだろ?
海が課題やってくれるなら行くけどやってくれないだろ?
でも仕方ないとも思います。
某コミュニティカレッジでは日本人がたくさんいて、短期留学だったりするとまぁ、そりゃ遊びたくもなりますよね。別に将来に響くわけじゃないし。
知らんけど。
私にとってはいろんな理由があって選んだハワイです。
別に遊びに来たわけではないのです。
ただ、私の覚悟を勘違いしないでほしい。
一年間はまるまるドメスティックバイオレンスのホストファミリーと過ごしたし(これはまた別記事で)、トイレで泣きまくったことだってありますが、学校のことで辞めたいと思ったことは正直無いです。
やりたいことだったんだもん。グラフィックデザイン。
たまたま場所がみんなのイメージ的に「お遊びする場所」であっただけで、そこで暮らす人、学ぶ人はいるんです。
ハワイにだって、インドアな人だっているし、私の学校にはチャイニーズやジャパニーズ、コリアン、フィリピーノのミックスが多く、いわゆる白人の方は少ないです。家だって集合住宅に住んでる人も多いし、車も持たずバスで生活している人もいます。
これが本当のハワイです。
そして今日もUVER WORLDを聞き己に喝を入れる。